カテゴリ:寝言( 319 )

「満ち欠け」


細い糸のような一筋の光を
毎夜、丹念に縫い合わせ
少しずつ広がりゆく絹の波。
砂浜を歩くともう一人の足音がする。
あなたは誰?
流れ着いたガラス瓶の中から?
夜は更け、光の糸は束ねられ、
波打ち際でいつまでも遊ぶ。

(みそろぎ展での高橋さんとのパフォーマンスのために書いたもの)

「満ち欠け」のタイトルを決めた日はちょうど満月の夜だった。
東京と京都、それぞれの場所から月を眺めて二人それぞれに考えを巡らしていった。
新月の前日に東京へ。明け方、消え入りそうな上弦の月を眺めながら駅までの道を歩いた。
会って話はさらに膨らみ、その勢いのままに翌日は日暮里へ布地の買い出し。
私は、”作る、手作業する” 時間の流れの中でなにか物語を紡ぎ出していこうとする。
高橋さんは、舞台に立つ時間の流れの中で、身体で、心で、物語を紡いでいくのだろうか。。。
二人が同じ場に立っても、流れゆく時間の感覚は違うだろう。
その境界線、二人の時間がクロスしあう、それはどんな風に交わりあうのだろう、、
そんなことを考えながら布地を見ていくと、厚み、重量感、手触り、シワが出来る感じ、、
に神経がいき、水面から水の中を覗き見ようとするような、そんな目で布を探していったのが
とても新鮮な感覚だった。

選んだ布地を持って、翌日には高橋さん宅へ。
夜中まで会話はさらに広がり膨らみ、なんだかとても良い予感が.....!
翌朝、高橋さんの聖域に連れて行っていただき、充実した気持ちで京都に帰る。
月は再び満ち始めて、中秋の名月をしみじみと見つめた夜。

部屋で一人で作っていても、もう一人がいる、感覚がある。
そんな風に制作の時間を持てるのは初めてのことで、不思議だけどワクワクする、嬉しい。
そして明日は高橋さんが京都にやってくる、
怒涛の稽古合宿へ突入!? 


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みそろぎ人形展2018 民俗と創作の遭遇
10月10(水)〜16日(火)
午前9時〜午後9時(最終日16時まで)
丸の内オアゾ 丸善丸の内店・4Fギャラリー


イベント・パフォーマンス
「満ち欠け」
石田百合+蜘津 Chizu Solo Theater
10日・19時〜
14日・14時〜
(観覧無料・上演時間約25分)

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もう随分と以前に掃除機が壊れて以来、掃除はホウキと雑巾だけで。畳の部屋だしね。
15年も同じホウキで、藁がスカスカになってきたのがずっと気になっていた。

探すと案外見つからず、雑貨屋で見つけても”ザ・匠の技”みたいな高額で手の出ないホウキ。
今日、小さな荒物屋さんで、やっと普通なのが1本だけあるのを見つけて買った。
帰り道、あれ?園芸屋さんにもホウキが売ってるじゃないの、しかも同じ柄で。
つい店に入ると、最後の1本だから安くするよ、と言われる。
ホウキを作っていたおじいちゃんが高齢で引退するので、もう入荷しないからって。
さっき私の買ったものより、サイズが大きくて丈も長い。
半額にするよ、とのことで買ってしまった。。
同じ日に二つの店で、同じおじいさんの作ったホウキに出会ったのもなんだか不思議に思えて。。

薄暗くなってきた道を2本のホウキ抱えて歩いた。
信号を渡り終えたところで、おじいさんに声をかけられた。
「あなたがホウキを持って歩いてるのが魔女のようで、そのまま飛んでいきそうにカッコよくて
伝えたくなったもので」と。
たまたま今日は全身黒ずくめの服だったし。

ただそれだけの話。でも、日常の中に小さな不思議はひそんでいる。
うれしい。楽しい。 明日、部屋の掃除するのが楽しみでワクワク。
ホウキ作りのおじいちゃん、今までお疲れ様でした。 大事に使います!

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みそろぎ展への制作も、”満ち欠け”準備もじわじわ進行中です。
写真撮って、またあれこれと書きたし!

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25日の夜、見事なまんまるお月さまでした。

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京都に戻ってきて初めての送り火を、アパートの屋上から。
船山のすぐ近く、炎の一つ一つがよく見える。

振り向くと、大文字も遠くに見える。

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あんなに暑い毎日だったのに、お盆を過ぎると朝晩の風に秋の気配が感じられる。

10月に人形展とパフォーマンス。
新たなチャレンジあり、船出のような気持ちで。
詳細、また書きます!





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連日38度39度を超えるような暑い毎日。
くれぐれも熱中症には気をつけて来て、と伝えてあったが、
浦邊さんは例年のごとく近江八幡の駅から40分弱歩いて酒游館に現れた。


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どこからがライブの始まりだったのだろう。
スポットライトを借りてきて床に座り込み、壁や天井を照らしながら
深い影を作り出そうと探っていた、その仕草、空間の変化から既にライブだったような。。

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今の彼がギリギリで立っているところ。
これはもういらない、やらない。これだけは捨てない、取りに行く.
今年で12回目となった酒游舘でのライブ。
ずっと立ち会ってきてくださってる方がいて、初めて立ち会ってくださる方もいて。
様々な感想、印象を聞くことができた。

ライブが終わり、今週は訳あって昨年の「真夏の旗」ライブ音源の編集作業を進めている。
音をきっかけに、1年前のこともまざまざと思い出す。
二つのライブを思い返しつつ、1年という時間の流れ、何が残って何が変わるのか。
最後の最後に残るのは何なのか。
たくさんのことに思いを馳せ考えながら、迎える、お盆の季節。




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ライブの翌日、とうとう40度に! 焦げつきそうに暑い中、涼をとる。


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部屋では疲れ果てた人が泥のように寝ている、心配なので銭湯にいる間も気が休まらない。
速攻で服を着て、小走りの帰り道、出会う人らが空を見上げている。
何かと見上げると、月食だった。
そういえば昨日のダンスワークショップで、今夜は月食って聞いたっけ。
とても綺麗だ、疲れ果ててる人は起きれるだろうか。一緒にみたい、早く帰って知らせよう、
空を見上げて、月食を見ながら走った、風呂上がりの夜。
(部屋ではボロ雑巾が寝転がってた。月食綺麗だよ、と話しかけたが聞こえていたかどうか)

明日が皆既月食、ってニュースを見て、もう随分以前の夜を思い出したのでした。

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ライブは終わり、twisted starsはますますねじれてるじゃんか? 何を受け取った?発した?
と自問自答でいつものごとく内省モードに入っていき、追い打ちをかけるように
降り続いた雨雨雨、そして夏バテ。
これじゃいかん、とここ数日は頑張ったご飯にしてみた。ら、体調回復だけでなく
心まで前向きになってきて、いやほんまに料理する食べることは大切。
(イワシをたっぷりオリーブオイルで焼いた、本格ナポリタン作った、
 胡瓜大根おろし鰹節等々でゴージャス酢の物作った、、普通の料理かい?)

秋に参加する人形展に向けて、まずは1点作った。
ごく小さなものだけど、気に入ってる。でも作れるに至るまでが大変やった。。。

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これは自宅近くのお寺へと至る山道脇にあるお地蔵さん(と呼んでいいのだろか?)
引っ越してきて出会って以来、自分にとって大切な ”ひとがた”
こんなにも心にぐぐっとくるのが、こんなにもさりげなく置かれていて。
時間はずぅ〜っとのびていく。心が沢山溜め込まれていく。
でも余計なことなど言わない、ただ、そこにある実感が残る。
もう、、かないません。いやかなうわけがない。

それでも、まだ自分は作っている。
作る数はだいぶ減ったけど、でも、作りたい、という気持ちはある。
作りたいって何を?と聞かれたら、残る実感、だろか。
それとも時間はずぅ〜っとのびていく、の部分だろううか。
京都で個展、の話も、あまり時間を置かずやれたら、とあれやこれや考えはじめてる。

ライブと制作との間には、やっぱり大きな溝がある?
どこかでクロスする、それでしかできないことがある、と今も思ってるけれど。
時間は必要、いきなりやっちまう勢いも必要、頭でっかちはダメ、乱暴にならず
乱雑にならず。。
いつまでたっても、暗中模索なり。

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薬子尚代(piano) + 磯端伸一(guitar)

繊細なデュオ。感覚が静かに開かれていくような、そんな時間だった。




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K.みかるmiko + 石田百合

夢のように思い出す。確かな感触も覚えている。


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浦邊雅祥(alto sax)

そこに立つだけで空気が濃いくなる!
気迫にあふれる60分。


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Caught between the twisted stars
無事終わりました。
来てくださった方、興味を持ってくださってた方、どうもありがとうございました。
なんだかアワアワするうちに、もう1週間も経ってしまったけれど、あの時のことは
自分の中でじわじわきてます。
いつものことながら、終わってしまうと書くのが難しいけれど、
きっとこの先へ進めるんだ、と思い。
板倉峰子さん、体調を崩されてキャンセル、残念でしたが早く回復されますように。
またいつかライブで歌が聞けるでしょう。そんなことも、
今回のタイトルと思いはダブり、星の瞬きのようにシグナル交わし合ってるんだから
大丈夫、なんて考えたり(ちょっとロマンティックすぎか?)

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ミコさん、すごい素敵!
ライブの翌々日、左京区でここが一番!とお勧めの食堂でご飯。
モンパン、いいところやった、美味しかった!

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6月24日(日) 夜想(京都)
18:00 open 18:30 start
予約¥2700 当日¥3000(+drink)
*浦邊雅祥・ソロ
*薬子尚代(piano) + 磯端伸一(guitar)
*K.みかるmiko + 石田百合(performance)

*出演者変更のお知らせ
 板倉峰子さんは、体調不良により出演キャンセルとなりました。
 急遽、薬子尚代さんが磯端さんとのデュオで出演します。

夜想・京都市中京区油小路御池南西角 式阿弥町137−1 三洋御池ビルB1
HP 夜想

予約・問い合わせ
夜想: livesalon.yaso@gmail.com
hachapuri.yuri@w8.dion.ne.jp(石田百合)

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朝方、揺れたけれど多分このあたりは震度4強くらいかな?
私の部屋は特に被害もなく大丈夫です。
大阪方面は友人知人も多く、皆無事でいますように。
そして大きな余震がこないことを祈っています!
地震のせいではなく、このところ散らかり放題だった(雨漏りで押入れが半分使えないことも一因)
部屋をなんとか綺麗にしなきゃ、と思う。

地震の前々日は今度のライブで一緒にやるミコさんと会って、スタジオに入ってた。
一人だとどうしても煮つまって頭でっかちになりがちな自分には、ガツンとくる時間で。
夜はここ数年好きな池間由布子さんのライブに行く。ガツンその2。
そして翌日はテント芝居、どくんごの京都公演に行った。ガツンその3。
ガツンx3の翌日に地震。

部屋に散乱する素材たちを眺めながら、片づけながら、
爆走すべきとこはもっともっと走り、丁寧にすべきとこだけもっと丁寧に。
作りかけのオブジェをそのまま身につけてみて、剥き出しのままで綺麗だと感じる。
ここ数日の重なり合ったガツンで、何かが変わっていこうとしてる。
日常に埋もれてしまって失くすことなく、この感覚育てていきたい。

タイミングよく、今週フェルトのラグ作りのお手伝いをすることになった。
自分にとって、一番長い間続けてきている、はっきりとした実感を伴う制作仕事。
素材が手をかけることで変化していくプロセスを、全身で感じ取れる作業。
五感をフルに、どっぷりつかって、そうして週末のライブへ移行する、
ことができる。ように願う!

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ライブハウス、夜想の空間は、ステージから客席まで床が黒と白のチェッカー模様。
何よりもまず目に飛び込んでくる。
テキスタイルで繊細なオブジェを持参しても、床の迫力に負けてしまいそう?に思えて
あれこれ迷いながら時間が経ってしまった。

もう考えてる場合なんかじゃなくて、ただひたすら手を動かし続けること!
のめり込んでグングン作れば、床のチェッカー模様さえもグニャリと歪むような
そんな迫力になる! と強気な心を取り戻した頃に梅雨入り。
そして、そして部屋の押入れの天井から雨漏りが〜!ダメ〜そこにはお布団が〜!
”雨漏りはショパンの調べ” なんて気取ってるわけにはいきません。
意気消沈のここ数日。

でも少し見えてきた、ライブのこと。
真っ青なアトリエ。ハーモニカのミイラ。誰のものでもないバースデーケーキ。
ロウソクを吹き消すのは誰。
黙りこんだ歌。

前回のライブでは、ミシェルとミコさんと3人だった。今度はミコさんと2人で。
これが私にとっての楽器で、音で、ライブなんだ、とそんなところまで飛んでいけるかどうか。

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