ロコへのバラード、その2

急遽、空を飛べるように作り替えたのがライブの前々日。
散らかった部屋ではのびのびと動かすことも出来ず、で公民館の和室を借りる。
人形を遣う稽古...って、たぶん8年ぶりくらい...!?
で、その空白の8年間でダンスのワークショップに通っていたのだった。

動かしはじめると、人形の身体への気持ちの使い方が以前と相当違っていることに気付いた。
踊りの稽古と同じように人形の身体をとらえようとしてる。
人形は畳に座らせたまま、少し距離をとって自分だけがゆっくりと歩いてみたり、
こんなことが一番難しい。。そして面白い。

ライブ当日の朝も和室稽古。襖をへだてた隣りの部屋で、一人の女性が茶を点てている。
澄んだ空気が伝わってきて、気配を感じながら、とても豊かな稽古の時間となった。

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浦邊さんとのデュオは、きっと今までの中で一番いいデュオ..だった。
いつものごとく自分の中では反省というか、あれこれあるけれど、身体がもう勝手に
嬉しがりだしたり歌いだしたり、そんな時間もあり。
30年ずっと聴いてきて身体の中から聴こえるくらいだったロコへのバラード。
でも浦邊さんは、彼本人がまるでロコそのものだった。

まだまだぎこちなかったけれど、こんなかたちで、ライブで再び人形と向き合えるとは。
人形の身体と自分の身体との捉え方が相当に変化したことに気付いて、
その変化の根っこにあるものを、よく見つめて探っていきたい。

*今回のライブも〜残念、写真がない〜!でもDVDがあるので、なんとか出来るかも。

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by gurujia | 2015-07-31 23:12 | 寝言