版画を作るようになってからずっと、これでアニメーションができたらなぁ...とぼんやり考えていたけれど、パソコン苦手だし編集作業とか絶対無理、と諦めてた。
のが、思い切って昨年春から映像研究所に通って四苦八苦作り始めて、もうすぐ卒業。
いろいろ大変やったけど、なんとか2分くらいの作品が卒業制作で出来上がりそうです。
延々と製版、刷り作業をやってきて、撮影の後は延々と編集作業で、
ここ数ヶ月で老眼がすごい進んでしまった。
けど思い返せばずいぶんと楽しんだ。
パソコンを軽やかに自在に扱える若い人たちに混じって、おばさんもなんとか頑張ったよ。。
音楽は浦邊雅祥さんにお願いした。
映像を一度も見ていない状態で演奏したい、とのことで、10分ほど録音した中から
編集の過程でトリミングしたけれど
映像と音、不思議といい感じに合っている。

16日と17日に卒業制作の上映会。私の作品はBプログラムの中で上映されます。
よかったらどうぞお越しください。



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外からの風_b0114860_09424389.jpg


11月、押し入れにしまい込んでたミシンも出して、久しぶりに針仕事をやった。
手に優しくて懐かしい感触を楽しみながら。
春先に初めてお会いした素敵な方からの、ワクワクするような注文制作。
”ほぼ直感でこの人にお願いしたいと思ったの” との言葉から始まった。

自分の中からの出発ではなく、どこからともなく吹いてきた風を頼りに
未知の世界へ旅するような制作の日々を過ごすことができた。

先日お会いしてお渡しした、そこからまた新しい旅が始まる。海を越えて。
旅を続ける中で、多くの人たちに出会いたくさんのストーリーが生まれるでしょう。

12月に入って版画制作に戻ってみて、自分の中になんだかいい風穴が開いたなぁ
ってそんな気がしてる。

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# by gurujia | 2023-12-08 09:56 | 寝言
今年の展示は全て終了しました。
どうもありがとうございました。

今は、ごく短いアニメーション映像を
版画で作っています。

来年も夏の終わりに個展を予定しています。


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石田百合・HP  空の港



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7年前に作ったオルゴール紙を物干しロープにたくさん吊るした。
日本を発つ前日に作った新しいオルゴール紙を回すところから始める。
終わりを決めないままに進めたパフォーマンスは、
皆の集中力を感じる中、素敵な展開へと着地した。

フェスで滞在していた1週間、たくさんの出会いに恵まれ
そして、心に響くパフォーマンスを見つけた。
”パフォーマンス” この何処か曖昧で、よくわからない言葉を
実感として捉えることができた。

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30年ぶりに訪れた中国、
私にとって初めての海外は、神戸から船で行った上海。
あの頃もビザが必要で、通貨も人民元と海外の人の使うのとに分かれていた。
汽車やバスを乗り継ぎながら、雲南省、西双版納まで1ヶ月の旅だった。

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フェスでは、雲南省から来た、という若い女性と親しく話すことができた。
遠い昔の点と、今現在とが
線で結ばれて、その線を頼りに湧き上がってくる新たな思いがあって。

いい旅だった。

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# by gurujia | 2023-10-13 10:56 | 寝言
白い百合と紅い薔薇 無事終了しました。
お越しくださった方々、気にかけてくださった方々、どうもありがとうございました!
私は今回、最初の2日間しか在廊できませんでしたが
ギャラリーノスタルジアさんと迷子のお二方にも、薔薇姫さんにも大変お世話になりました。

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ありがとうございました_b0114860_11521749.jpg

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ノスタルジアの直さんのひらめきから、小川未明の物語がテーマとなり
二つの空間それぞれを生かした展示となりました。

会期中、フェスティバル参加で中国に1週間行ってました。
帰国翌日に京都へ搬出作業に行き、なんだかアワアワと月日が経ってしまい
日記を書くこともできませんでしたが、自分にとって何か転機となったように思います。

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# by gurujia | 2023-10-09 12:01 | 寝言