これはもうずいぶん前、北海道にいた頃に作ったメリーゴーラウンド。
縁あって、滋賀の友人のところへ旅立つことになり丁寧に梱包する。

人形を作りはじめたばかりの20代前半の頃、私には夢があって
いつかオルゴール職人と出会って一緒に暮らして
お互いアトリエが2部屋続きであり、時には一緒に作品を作って
そして一緒にメリーゴーラウンドを作るんだ、というまぁなんとも勝手な
ふわふわと少女趣味な夢を・・・思い描いていたのでした。
作りたければ一人で全部勉強してやってやる!という気概はなかったのか。
ところが、念ずればかなうもの。
その後私は超へんてこなからくり彫刻をつくる男性と知り合い一緒に暮らすことになる。
彼の家はデパートの屋上で遊園地を経営していて、メリーゴーラウンドもあり
中心の柱の中、機械のあるところに入らせてもらったときは大大大感激でした。
北海道に引っ越して借りた牧場の中の1軒屋には別棟で作業場があり、
10畳くらいの部屋が二部屋並んでいて、そこをお互いのアトリエにしました。
窓の外には大家さんのおじいちゃんの飼っているポニーがいる。
と、そんな中で作ったメリーゴーラウンド。
思い入れの大きなものだけど、やはり誰かのところへ行って
喜んでもらえるのが一番です。

久しぶりにまわしてみる。・・・かなり、ジ〜ンと、くる。
いろんな思いが走馬灯のよう。走馬灯、まさに言い得て妙な言葉。
ま、彼とはもう12年も前に別れたんだけどね。
東京に越して、作るもの作りたいものはずいぶんと変っていった。
特にここ最近はもう・・・自分で自分の変りようを持て余すくらいで。
もっと持て余して、どないしよう、ってものを作れるかどうか。
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