久しぶりの制作ノート。5月の個展からまたずいぶん時間があいてしまった。
いろいろ書くとキリがない、とにかく自分が前回の制作ノートに書いた短歌のごとく、
なってしまってたから。いや全く、碧き口あく老婆....でしたが大分元気になりました。

どこから振り返るのがいいか、個展の1ヶ月前に、3年前から受け持っている、
テキスタイルを専攻する大学生へのフェルト造形の授業があった。
若い人たちと作る時間を一緒に過ごせるのは理屈抜きに楽しい。
最終日の授業の後に、私自身の制作や活動のこと等を話すレクチャーを
お願いしますと言われていて、レクチャーなんて初めての経験なんだけど慌てて昔の写真
をスキャンしたり、フェルトを作り始めた頃から今までの考えをざっくりと言語化したり。
そのおかげで改めて気づいたことが幾つもあった。
展覧会ではいつも、作ったものを展示すること以上に会期中の時間の流れや、
変化していく空気や気持ち、が自分にとって重要だった。
展覧会とパフォーマンス、のスタイルが試行錯誤しながら今まで続いてきた、その原点を
もう一度掘り起こすような作業ができた。

ストライプハウスでの個展は、パンチ式オルゴールをつかって時の行方を追いかける試み、
と紹介文をつけた。そして人形は一つも出さないと決めた。
人の形があると、どうしてもそちらに目がいってしまう。もう人形は作らない、というの
ではなくて、ギャラリーの中に作品と、人と、流れる時間。
シンプルな設定にしたかった。
のだが... パフォーマンスの時についやってしまった大失敗。
小さな針金で出来た人形を(わざわざ家から持ってきて)登場させてしまった。。
なんでなんだろう、あの時の気持ち。
どこか不安な気持ちを人形にすがってしまった、ってことなのか。
そして、そんな気持ちで登場させられた人形は、皆の視線を一身に浴びて、ぼぼ僕、、
と可哀想なことをしてしまった。

私がもっと上手く遣えていたなら、とか関係性をきちんと考えて持てていれば、とか
それもありだろう。が、やはりそれ以前の問題? 
人形に申し訳ないことした、、な気持ちが残ってしまった。
そして、たった一つの小さな人形が時間の流れや空気の流れや、変えてしまうくらいの
大きな力を持つんだ、、、胸に刻み付けておくこと。

制作ノートのつもりが、話が脱線してしまった。
気を取り直して、その8で何か書けるだろうか。
来月は昨年も参加した人形展「みそろぎ展」に参加する。
会期中、パフォーマンスもあり、少しずつ準備を始めています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


[PR]

8月5日、真っ青な空に見事な入道雲がボコボコと。
今年もまさに「真夏の旗」日和。

b0114860_16285186.jpg

サックスの朝顔の淵にハーモニカをあてて、消え入りそうなか細い音から始まった。
突如ハーモニカは打ち捨てられて、床に仰臥して鉄パイプを擦り付ける。

ハーモニカ〜鉄パイプ〜サックス〜鎖.... 
変化していくのはいつものことながら、場面ごとの
断ち切る、切り上げる、切り捨てる、その鋭さが今までと段違いに鮮やかに感じた。
削ぎ落とされ、くっきりとした輪郭で、何かが浮かび上がってくるような60分。


b0114860_16290632.jpg


恒例の打ち上げで、何度も立ち会ってきている皆(と言っても10人にも満たないが.....)
の意見も同じ。12回目の今年は最高に良かった!と口々に話し合う。
嬉しかったのは、広島から初めてライブに来られたお客様がいたこと。
以前にモダーンミュージックの通販で真夏の旗のCDを手に入れていて、
いつかライブに行きたいと思っていました、という彼に
浦邊さんが ”どうだった?”と尋ねると、
「歌うことや、芸能の根源にあるものや、、そんなことを感じました,,,」(うろ覚えですが)
とつとつと話してくださいました。


私は、ライブの中で浦邊さんが何度か「カー」と言っていたのが気にかかり
後で尋ねると、それは彼の愛読書,ジャングルブックの中に登場する蛇の名前だった。
昨年の秋にパソコンが壊れてインターネットを一切やめたこともあり、
読書に割く時間が増えて、同じ話を異なる翻訳者で読み比べたりしている、
原文から、自分ならこう訳す、なんて考えたりもする、とは聞いていた。
そうか、、、接した文学が自分の血肉となって染み込んでいく、
今回のライブのあの鮮やかさと奥行きの秘密を、少し垣間見れたように感じた。

ライブの翌々日、近畿地方に台風が近づいてきて滋賀県も大荒れの天気となり
でもその中を彼は京都に向かい、これまた恒例の加茂川べりへ。。。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


[PR]
先日サイトをリニューアルしたばかりですが、
HP会社のサービス終了に伴い、サーバーを移転しました。
新アドレスは、http://hachapuri.sakura.ne.jp です。
中身は今までと同じです、どうぞよろしくお願いします。

もう8月。今年後半はあれこれと変化の予感があります。
この夏唯一のささやかな旅は、例年通り青春18で真夏の旗へ。
豊橋駅できしめんを食べる、が吉例なり。
実は子供の頃から、きしめん好き、なのです。

b0114860_12134558.jpg
暑中お見舞い申し上げます
後ろに見えます屋根が、某キジムナーがシーサーと化した屋根でございます


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



[PR]

b0114860_21212412.jpg

「真夏の旗」
邊雅祥ソロ
サケデリックスペース・酒游館(滋賀・近江八幡市)
8月5日(土)18時開場 18時半開演
予約2000円 当日2500円(ドリンク付・地酒のみお代わり自由)


b0114860_19363497.jpeg

ご予約:0dx00r60785406sアットマークezweb.ne.jp(西村)



毎夏恒例、これが12回目の「真夏の旗」
酒蔵だった広いスペースで、思い切り暴れた年もあり、シンプルに演奏に集中した年もあり。
この夏はどうなるやら。関西の方、ぜひ...お越しください !

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



[PR]
ホームページを少し模様替えしました。
ぜひ覗いてみてください!



タイトルと表紙画像を変えて、作品画像も以前のものは幾つか削除して新しい画像を追加。
思い入れ深かったハチャプリのページも削除しました。
”Video"から ユーチューブのチャンネルへのリンクを貼りました。
今までの足取りを振り返りつつも、できるだけ今の自分に焦点を絞りながら、
これからもボチボチ更新していくでしょう。
いつも、センス抜群のmizue嬢にサイト更新をお任せしています。感謝!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





[PR]
12歳まで京都の街中に住んでた。
小学校は祇園祭ドンピシャな区域、山鉾巡行の当日は、確か1時限だけで授業は終わり、
祭の直前の浮き足立つような通りを、上級生の引率で集団下校する、のが恒例だった。

私が4年生の時だったか、1年生の男の子がその年の祇園祭のお稚児さんに選ばれた。
これは学校にとってもすごく嬉しく誇らしいことだった、んだろう。
巡行当日の朝礼で、全生徒が校庭に整列し校長先生のお話に続いて、
なんと、校門から白馬に乗ったお稚児さんがお付きの人を何人も従えてやってきた。
巡行の日は朝から大忙しのはずだけど、学校に挨拶に立ち寄る時間が用意されたのだった。
真っ白に化粧して着物を着た姿は本当に可愛らしくも凛として、
生徒も先生も拍手で迎えて、その拍手は随分長く続いたように思う。
私も夢中で手を叩いてた、校長先生はなんだか泣きそうな顔をしながら
手を叩いてたっけ。
祇園祭、というと校庭でのこの光景をまず思い出す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



[PR]