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もう1ヶ月も経ってしまった。
季節も変わったし自分の気持ちも変わった。
毎日の中で聞きたい音、聞こうとしている音、の気配が変わったような。。

夜中に水道から水がポトン、とひとしずく落ちた音にドキッとして目が覚めた。
行ったことのない国へ旅したい、知らない言葉の国へ、って思いがふつふつしてきたり。
・・・とはいえ、日本語の中でさえ迷子になっているみたいだ。
もうあと少し、地に足つけて復帰します〜!


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空の港、10日間は夢みたいに過ぎていった。 
来てくださった方にも気にかけてくださった方にも、どうもありがとうございました!
お客さんが来られるたび、オルゴールを動かす、紙が静々と進んでいくのを見守る。
作曲したんですか?ってたまに聞かれたけど、そんな大げさなものでなく鼻歌の延長のように作った。
計11m分も作ったので、穴の配列と音の組み合わさりとの感じがほんの少しつかめてきたのです。
年配の方から、コンピューターの初期はこんな感じだったんですよ、とのお話が聞けたのが
とても興味深かった。テレックスとか、久々に聞く言葉だったな!
確かに、小さな穴をたくさんあけながら、通信ってこういうことなんだなって考えたりしていた。
オルゴール紙に薄く引いたドレミファの五線譜を穴を開け終わった後に消しゴムで
消していくと真っ白な紙の上の暗号のようになる、不思議に愉快な気持ちになる時間だった。

最初は音の数を控えめに作っておいて、もっと歌いたい気分になったらその場で穴を増やしていけばいい
って考えてたけど、何度も繰り返し演奏するとその一音一音の間合いになんとも愛着が湧いてしまった。
それに、ハンドルを回す速さというか呼吸と、オルゴール紙の音の流れとの息がうまく合う、、
って感覚は何度もやる中でつかめてくることがわかり、穴を増やすことはできなかった。
ギャラリーで一人でいる時はずっと新しいオルゴール紙を作っていた。
個展後半から新しいオルゴール紙の演奏となり、最終日に再び最初に作った方の紙に戻した。

今回、お客様からの写真に驚かされることが多かった。皆、それぞれの視点から
本当にいい写真を撮ってくださって大感謝...! でした。
中でも一番気に入ってるのがこれ。

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aqui さんがテラスから撮ってくれた写真。外の瑞々しい緑がガラスに映り込んで
どこにもない不思議な遊園地に迷い込んだような気持ちにさせられる。

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                (photo: aqui)

テラスには2本だけ弦を張った真っ青なハープ。水平線と名付けた。
ギャラリーに来られた方たちは最後テラスに出て、水平線を弾いて帰っていく。

思い返せば、まるで安房直子さんの童話の中にいたように思えてくる。
個展のことを、あるサイトに載せてもらう時「音の行方と時の行方を追いかける試み」なんて
固い感じの文章を書き添えたのだけど、確かにそう願っていたのだけど。
今、自分にはっきりと残っている感覚は、、オルゴール紙の小さな穴から差し込む外の光。
外からの木漏れ日が、さらに小さな穴を通して、ゆっくり動き続けていた。
時にはプラネタリウムのようでもあり。
一人の時もお客さんと二人の時も、パフォーマンスで大勢の時も、小さく息をして動き続けて
ふわりと広がり続けていた何か。
自分にとって展覧会のあり方、そもそも作品を作る見てもらう、ということって、、
を捉え直した時間でもあった。
反省点もクヨクヨしたことも多々あるんだけれど、動きたい方へ動いていこうとしてる。

2年前にもこのギャラリーで個展を開いた。
その時のタイトルは「逆光に宙返り」 迷った挙句に思いついたタイトルだったが
なんでそうなったやら、自分でもずっとはてなマークのままだった。
今回の個展の会期中に、ふと思った。あれから2年経ってやっと宙返りできたんだ。

もう少し間をおけば、また言葉にできるか。
銀河鉄道が動き出したかのようだったパフォーマンスの時間のことも。また。

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                                      (photo: kaneko hironobu)


もう折り返し地点。
お客さんが来られてオルゴールを回すたび、何かが静かに積もっていく感覚。
新しいオルゴール紙で初めて演奏した時の新鮮な驚き。

ハンドルを回すのと自分の呼吸が呼応しあって、小さな穴の配列が
静かに進んでいくのを見送る気持ち。
お客さんが息を詰めるように見守ってくれていることに勇気づけられる。
空の港は音を送り出す港。

13日のパフォーマンスは雨だった。
テラスに広がる雨音と波紋。オルゴールの音が優しく重なって、居合わせてくれた方々と
本当にいい時間を過ごした。

お客様で来られた金子さんがすごくいい写真を撮ってくださった。
モノトーンの世界、光と影に、自分では気づいてなかった視点を教えられた。感謝!

そして、役者でパフォーマーでもある高橋さんがブログにギャラリーの空気までもが伝わるような素敵な写真と文章を書いてくださった。是非覗いてみてください!

あと4日、どうぞお越しください。
石田百合・個展「空の港」
5月9〜19日(金) 11時〜18時半
ストライプハウスギャラリー(六本木)
*18日 15時〜 ソロパフォーマンス 500円


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少しずつ遠ざかっていく、音の流れる川を作った。
そうしたら、いつかまた手許に戻ってきてくれないだろうか、そんな願いが出てきて
ドーナツのような、月の輪郭のような、そんな通り道を作った。
ストライプハウスの空間と窓の外の景色によく映える。

お客さんと一緒にささやかな音色に聞き入る時間が、少しずつギャラリーの中に、私の中にたまっていく。
まだ三日目だけど、川の水が増えて流れが変化して、まだまだ進んでいくだろう。
会場で、あれこれ作り続けたりメンテナンスしたり、楽しんでます。
毎日在廊しますので、オルゴールはいつでも聞いていただけます。
今、二つ目のオルゴール紙を製作中。
最初に作った方のを何回も鳴らしたことであれこれ思ったことあり、
だいぶイメージの違ったものができそう。

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これはオルゴールではなく、壁一面に細いワイヤー。小さく雨音が響き雨粒が震えて光る。
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荷造りほぼ完了〜
オルゴールの紙、計8m... タイヘンでした。
今は1種類しかないけれど、会期中にバリエーションを増やしてきたい。

スケジュールに載せていたパフォーマンスの日を打ち間違えてたことに今頃気付きました(汗)
12(土)ではなくて、正しくは13(土)です。申し訳ありません!
13(土)と 18(木)のそれぞれ3時から30分くらい。
オルゴール2つと壁いちめんに小さな音が響く林、ベランダにも小さな一音、の中でどうするか。
明日の搬入作業が終われば見えてくることがあるでしょう。

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搬入作業、無事終わりました!
ギャラリーでの初試運転は大丈夫だった、良かった。。
集中してのパフォーマンスは13日と18日の3時からですが
会期中は毎日いて随時オルゴール動かしたりします。
是非お越しください。

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あっという間に5月。どうやら世間は連休らしい。。
ここ2ヶ月ほどの制作は、いつもとは随分と勝手が違ってた。
オルゴール紙が進む線路のようなのを2種類作る、透明なものにしたくて塩ビ板をネット購入。
テストしたら静電気がすごくて紙が進まないので強力な静電気対策スプレーを探してネット購入。
直角をきれいにするために、やれアクリル三角棒だ四角棒だ、じゃあ接着剤もそれ用のが必要、、等々
東急ハンズへ何度も通った。自宅からママチャリ飛ばして渋谷まで。

オルゴール用の紙を選ぶ。厚み、誤差が出ないようにノギス、0.1mm単位の定規に1mの定規に
大判のカッターマットに。。。
肝心の制作に至るまでがえらく大変だったけれど、やっともろもろ見えてきた。

今頃になって、ようやく紙にパンチで穴を開けることができるに至った。
が。白い紙を前にしてはたと気付く。 ここからが実は山場じゃないのか....
(ちなみにDM写真のは、とにかく撮影用に何も考えずに穴を開けたのでした)
線路を進む音は何なのか。
ちっと疲れ気味だけど、この先を楽しまなくてどうする〜!

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